同じ銀聯クレジットカードなら「Trip.comグローバルカード」がメリットが多い!
日本人が、キャッシュレス化が進んでいる中国へ持っていくくお金の良い形のひとつが「銀聯カード」です。中国の国内では約2,800万店で支払いに使えます(ちなみに、VISAカードは約35万店)ので、銀聯カードがあると両替する人民元(現金)をなるべく少なくすることができます。
その銀聯カードですが、日本人でも日本でいながらにして作ることができます。誰でも手っ取り早く持てる銀聯カードは、事前にお金をチャージ(入金)しておく「プリペイド式」のものです。ただ、プリペイドカードはいつも残高を気にしていないといけないので、特によく中国へ行く人や長期に滞在する人にとっては不便な面があります。
そこで、いっそのこと銀聯のクレジットカードを持つという選択肢があります。日本では次のような銀聯のクレジットカードが作れます(2018年11月現在)。
- 三井住友銀聯カード(三井住友系)
- Trip.comグローバルカード(三井住友系)
- 三井住友銀聯プラチナカード(三井住友系)
- ANA銀聯カード(三井住友系)
- 九州銀聯カード(三井住友系)
- MUFG銀聯カード(三菱UFJ系)
銀聯カードはVisaカードやMasterCardに比べると種類が非常に限られています。このなかで、「三井住友銀聯カード」「Trip.comグローバルカード」以外は、それぞれのカード会社が発行するVisaカードやMasterCardなどのクレジットカードに追加するかたちでの申し込みになります。例えば、MUFG銀聯カードの場合は、ほかのMUFGカードを持っていないと作れません。
単独で申し込みができる銀聯クレジットカードは、現時点では「三井住友銀聯カード」と「Trip.comグローバルカード」だけです。そのなかの「Trip.comグローバルカード」は、「三井住友銀聯カード」に、世界2位のネット旅行会社「Trip.com」(Ctrip、シートリップ、携程旅行网)の強みがプラスされたクレジットカードで、、銀聯カードのなかでは一番メリットが多いものとなっています。同じ銀聯クレジットカードに入るなら、「Trip.comグローバルカード」がおすすめです。
ここでは「Trip.comグローバルカード」が、どんな銀聯クレジットカードなのか、メリットやデメリットを紹介したいと思います。
「Trip.comグローバルカード」ならではのメリットとデメリット(注意点)
中国や世界の、そして日本国内の「銀聯」加盟店で使えます。ただし、一括払いだけ。
日本の国内でも、「銀聯」のマークをよく見かけるようになりましたが、「Trip.comグローバルカード」は、中国はもちろん日本国内を含め世界中の「銀聯」加盟店(2017年末で約5,100万店)で使えます。
支払い方法は一括払いだけで、利用できる金額枠はこのようになっています。
総利用枠 | 10〜80万円 |
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カードショッピング利用枠 | 10〜80万円 |
分割払い・リボ払い枠 | なし |
支払方法 | 一括払い(毎月15日締め翌月10日払い) |
「銀聯カード」は、中国限定ではなく「グローバル」なブランドになっていて約140か国で使えますので、中国に行くことが少ない人でもVisa、Mastercard、JCBなどと合わせて、支払い手段のひとつとして持っておいて損はありません。
※中国のネット通販サイトでは使えない場合が多いです。
※一括払いのみであることや利用枠の金額は「三井住友銀聯カード」でも同じです。
年会費は無料です。
「Trip.comグローバルカード」の利用にあたっては次のような費用がかかります。年会費は無料です。
年会費 | 永久に無料! |
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発行手数料 (新規申し込み時のみ) |
2,000円(消費税別) 2019年(平成31年)3月末までは無料 |
発行手数料が初めて申し込むときと5年ごとの更新時(1,000円、税別)がかかる以外、年会費などの費用は発生しません。
旅行に関係する優待特典やキャンペーンがいろいろあります。
世界中の「銀聯」加盟店で使えるのは、どの銀聯カードでも同じですが、世界第2位のネット旅行会社の「Trip.com」と提携したカードであるという点が、「Trip.comグローバルカード」の最大の特徴です。
会員向けに、1年を通して誕生月にホテル予約代金が6%割引なる優待や、1年に3回ホテル予約代金5%割引の実施、提携ホテルとのタイアップ企画、航空会社の優先チェックインといった旅行に絡む特典やキャンペーンが用意されています。最新情報は公式サイトで確認してみてください。
「Trip.com」とは?
「Trip.com」は、中国系のインターネット旅行会社「Ctrip(シートリップ)、携程旅行网」が運営する世界最大級の旅行予約サイトです。特に中国や香港、台湾など中華圏のホテルに強いので、その方面へ旅行や出張に行く際に利用したことがある人は多いのではないでしょうか。ちなみに、Ctripは航空券比較サイトの「Skayscane(スカイスキャナー)」の親会社でもあります。
海外旅行傷害保険が付いています!
「Trip.comグローバルカード」は、旅行会社と提携しているカードだけあって、旅行中に病気やケガ、持ち物の破損や盗難、法律上の賠償責任を負った場合などに補償してくれる「海外旅行傷害保険」が付いています。傷害死亡時は最高2,000万円の補償があります。この点はメリットのなかでも目玉です。ただし、旅行代金を「Trip.comグローバルカード」で支払うことが前提となっています。利用先は「Trip.com」でなくてもかまいません。
それでも、年会費は無料のクレジットカードで、海外旅行傷害保険が付いているとは破格です。
※保険会社は三井住友海上です。
※カード発行日の翌日以降に自宅(日本国内)を出発する旅行から対象になります。
※海外旅行傷害保険の補償期間は、1回の旅行につき最長3ヵ月です。旅行するたびに適用されます。
※「三井住友銀聯カード」には海外旅行傷害保険は付いていません。
不正使用されたときの補償も付いています。
「Trip.comグローバルカード」には、紛失したり盗難にあった後で他人に不正使用された場合に、そのことを届けた出た日の60日前からの損害を補償してくれる「会員保障制度」も付いています。。
※銀聯カードに限らず、クレジットカードのなかにはこの種の制度が付いていないものがあります。今持っているクレジットカードがどうなのか、確認をおすすめします。三井住友カード系は全て付いています。
ワールドプレゼントポイントが貯まります。
「Trip.comグローバルカード」を使うと、利用額に応じて1,000円につき1ワールドプレゼントポイントが貯まります。「ワールドプレゼントポイント」は三井住友カードが実施しているポイントサービスで、貯まったポイント景品との交換や他社のポイントに移行することができます。ポイントの還元率は0.1%ですが、下記のように他社ポイントに移すと最大0.5%になります。
(参考)「ワールドプレゼントポイント」1ポイントを主な他社ポイントに移行すると
楽天スーパーポイント⇒5ポイント |
Tポイント⇒4ポイント |
ヨドバシゴールドPoint⇒5ポイント |
dポイント⇒5ポイント |
au WALLETポイント⇒5ポイント |
nanakoポイント⇒4ポイント |
pontaポイント⇒4ポイント |
スターバックスカード⇒4円 |
楽天edy⇒4円 |
waonポイント⇒4ポイント/5ポイント |
ターリーズカード⇒4円 |
JAF会費⇒400ポイント/800ポイント |
アマゾンギフト券⇒5円 |
グーグルプレイギフトコード⇒5円 |
AppStore&iTunesギフトコード⇒5円 |
【注意点】キャッシングができません。
「Trip.comグローバルカード」の注意点、デメリットは、国内でも海外でも他のクレジットカードのようにATMでキャッシングができないことです。「Trip.comグローバルカード」は買い物や食事の支払い専用のカードになります。人民元など現金が必要になった場合は、直接現金で両替するとか、他のカードを使うなど別の方法をとらないといけません。
※キャッシングができないのは「Trip.comグローバルカード」だけでなく、他の銀聯クレジットカードも全て同じです。
※プリペイド式の銀聯カードでは、現金が必要なときに両替の代わりに、チャージ分から現地のATMで人民元など現地通貨を引き出すことができます。銀聯カードは中国全ての銀行ATMが使えます。
家族カードは作れません。
「Trip.comグローバルカード」には家族カードは用意されていません。本人用のみとなります。
申し込み後、約1週間で届く!「Trip.comグローバルカード」の申し込み方法
「Trip.comグローバルカード」に入会できる条件
「Trip.comグローバルカード」を申し込むには、次の2つの条件を満たしておく必要があります。
- 満18歳以上であること(高校生はダメ)。
- 旅行予約サイト「Trip.com」の会員であること。
「Trip.comグローバルカード」入会の流れ(申し込み方法)
「Trip.comグローバルカード」の入会申し込みの手続きは、基本的にインターネット上で完結します。このため手間は少ないです。
「Trip.com」の会員でない人は、最初に会員登録をしてください。特に費用は全くかかりません。必要事項を入力するだけで簡単に済みます。facebookのアカウントを持っている人は連携させることで、すぐに登録が完了します。
※すでに「Trip.com」会員の人は、当然ですがこの手続きは必要ありません。
※「「Trip.com」の退会は、「Trip.com」のカスタマーセンターにメールで連絡すると処理してくれます。
「Trip.comグローバルカード」の申し込みはインターネット上(三井住友カードの入会サイト)で行います。
※運転免許証の番号を入力する項目があります。免許証の無い人は省略できます。
※引き落とし先の銀行口座の登録をしますので、支店名や口座番号が必要になります。
都市銀行やゆうちょ銀行、主な地方銀行の場合は、そのまま口座を連携することで本人確認を兼ねていますので、面倒な本人確認書類の提出はありません(=らくらく発行)。「らくらく発行」以外の銀行口座を指定するときは、後日郵送で本人確認書類の提出が必要になります。
手続きを完了してから、特に問題などなければ、通常1週間程度で手元に届きます。
「Trip.comグローバルカード」は銀聯の”クレジットカード”なので、入会にあたっては三井住友カードによる審査があります。その結果、残念ながら入会できないこともあります。
銀聯クレカ「Trip.comグローバルカード」公式サイト、問い合わせ先
中国など海外へ行くときは、いろんなリスクを避けるために、支払い手段(お金の形)を現金を含めいくつか用意しておくくことが大切です。VisaカードやMasterCard、JCBなどと合わせて、特に中国では「銀聯カード」もその一つとして加えておくと鬼に金棒です。そして、持ち歩く人民元(現金)をなるべく少なくしておきましょう。
ここで紹介した銀聯クレカ「Trip.comグローバルカード」の現在実施中のキャンペーンや申し込みなど詳しくは公式サイトで一度確認してみてください。
「Trip.comグローバルカード」について直接電話やメールで質問したいときは、「Trip.com」より三井住友カードの方に問い合わせた方がいいです。
【三井住友カード入会案内デスク】
通話料無料 0120-816437
(受付時間 平日9:00〜19:00 土日祝 9:00〜17:00 12月30日〜1月3日は休み)